森は水をたくわえ、多様な生物をはぐくんでいます。適切な植樹・間伐等の管理を行うことで、森を健全で豊かな状態に保つことができます。事業活動と環境保護の両立。ノムラは70 年前から持続可能な未来につながる活動を続けてきました。
林業からスタートして現在は様々な事業部門を展開しています。山林、建築、不動産、教育、配送など多種多様な分野のプロフェッショナルがより高いサービスを目指して 知恵と技術を磨き、人材の育成に努めています。森と向き合う慎重さ、細心さ、柔軟さは人と向き合い育てるための要諦でもあると考えています。

ノムラの基幹事業は木製建築構造材の製造・販売です。新たな工法やニーズの多様化に対応し、より付加価値の高い製品を、より効率的に製造するするために挑戦と工夫を繰り返してきました。
現在、世界的な異常気象の激甚化・頻発化をうけて気候変動対策が喫緊の課題となっています。グリーントランスフォーメーション（GX）は「脱炭素」の解決に向けた取り組みを経済成長の機会に転換することを目指す取り組みですが、私たちは「木材」がそのカギになると考えています。前例にとらわれない大胆な木材の活用。ノムラが長年培ってきた知恵と技術がその実現に大きな力を発揮します。

ノムラは構造材のみならず一般建築資材や住宅設備機器も取り扱っています。さらに生コンプラントを自社で所有し、不動産部門では土地・建物の仲介も行なっています。また、自社の配送部門の充実にも力を注いでいます。各々が臨機応変な役割を果たし連携することで、住宅1軒の建築に必要なあらゆるニーズに対応しています。ノムラは取引先様をはじめとする社外のネットワークと信頼関係を大切にしています。時には同業他社様と互いの強みを活かし合うことで、一社だけでは成し得ないご提案を実現することもできます。
「つながり」の中に新たな付加価値を創出することがノムラの強みの1 つです。

2052 年、ノムラは100年目を迎えます。森は変わることなく、水をたくわえ、多様な生物をはぐくんでいることでしょう。健全で豊かな森を維持するために役割を果たし続けることは、私たちの大切な使命です。一方、街の姿は大きく変わっているかもしれません。人口や年齢構成が変移し、人々のライフスタイルが転換するなか、上質な生活環境や健康で安心な毎日といったものが現在以上に重要になると考えます。求められるのは、全く新しい問題意識や解決策です。「そだてる」「つくる」「つなげる」の相乗効果によって、ノムラはいつの時代も変わらない価値を守り、そして新たな価値を創造する企業であり続けます。